今回はポータブル電源を
レビューしたいと思います!
なぜだ???
小屋の中で暖房を付けるため
探してみようかと。。。
寒くなってきたから。。。
たくさんのポータブル電源が
商品として売り出されているから
用途に適したものを選定しろよ!
ラジャっ!
どうやってポータブル電源を選定する?PDCAで進めてみよう!
電気機器の設計者が実際にポータブル電源を購入してみたため、そのレビューを紹介したいと思います。
まずは、ポータブル電源を使う用途から考えよう!
仕事を進める上で誰もが言われる「PDCA」サイクルの『P:計画』から始めます。
自分の使い道と異なったものを選定すると、買い直しになってしまうため、
しっかり考えて行きたいです。
今回の選定要件を次に挙げてみました。
- 8時間程度の暖が取れること
- 10年程度は繰り返し使用できること
- コストメリットが大きいこと
この要件について順に考えていきます!
このブログの最後には、使ってみて駄目だったポイントを紹介するため、
最後まで読んでみて下さい。
8時間の暖を取るために
今回はコタツを使用する前提で考えていきます。
しっかり厚着をしていれば、コタツの設定は“弱“で良いと思います。
これはいろんな意見があると思いますが、一旦“弱“としましょう!
ネットで調べると“弱“の場合は100W程度のようです。
(本当かどうか?は後で調べていきます!)
ここから、ちょっと電気の知識が必要です。。。
ポータブル電源を調べるとこんな単位が書かれているはずです…
『Wh』『mAh』
どうやって考えるんだろ?と思われるかもしれませんが、簡単です!
(使う製品のW数) ❌ (使いたい時間)=(ポータブル電源のWh)
となります。
そのため今回の目的は…
コタツの“弱“の100Wを8時間使いたいため
(100W)❌(8時間)=(800Wh) と出ます!
この計算から、800Wh以上の電源を購入すれば、十分な時間のコタツが使えるはずです。
ポータブル電源のラインナップから選定すると1000Wh程度を選んで下さい!
ちなみに、今回は『mAh』は使わなくても問題ないですよ。
10年程度は繰り返し使用したい
やっぱり長く使いたいと思いませんか?
次のような計算を行うと、目標が算出できますよ。
1週間に5回使いたいとすると・・・
365[日] ❌ 5/7[日/週]❌ 10[年]= 2607[回]
2607回以上の使用回数に耐えられれば、10年間使用できる事がわかります。
この要件から、バッテリの種類が決められます!
次の表を確認して下さい。最近のポータブル電源によく使われているバッテリの充放電回数です。
バッテリ種類 | 充放電回数 |
三元系リチウムイオン | 500回 |
リン酸鉄リチウムイオン | 3000回 |
今でも、スマホ用などのモバイルバッテリは三元系リチウムイオン電池がよく使われています。
今回の目標のように、頻繁に使いたい方は、リン酸鉄リチウムイオン電池を選択した方が良いでしょう!
ただし、この充放電回数となったら使えなくなる訳ではありませんよ。
メーカによって異なりますが、おおよそ容量が80%に減ってしまう回数を記載しています。
そのため、多少減っても関係ない使用用途の場合は、三元系リチウムイオン電池を選定しても問題ないです。
自分の使い方にあった物を選定して下さいね。
次はコスト比較を実施してみます!
コストメリットが大きいこと
徐々に要件が明確になってきたため、一度、少し整理してみると・・・
要件 | |
バッテリ容量 | 1000Wh |
バッテリ種類 | リン酸鉄リチウムイオン |
この要件で、主なポータブル電源を比較してみましょう!
有名ところから並べています。
最近発売されたケンウッド(JVC)のポータブル電源は高いですね。色々と高機能なようです…
電池容量 | 重量 | コスト | リリース | |
Juckery 1000 | 1,002Wh | 10.6kg | 139,800円 | ‘21年6月 |
EcoFlowDELTA2 | 1,024Wh | 12kg | 143,000円 | ‘22月8月 |
Evopow1000 | 940Wh | 10.2kg | 129,800円 | ‘22年12月(※1) |
JVC BN-RF110 | 1,152Wh | 18.3kg | 198,000円 | ‘22年12月 |
リン酸鉄リチウムイオン電池で、1000Whクラスのポータブル電源を比較すると、Evopowが最もコストが低いことがわかります。
そして、リン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源が、リリース日を確認することで、まだまだ新しい製品だったことがわかりますね。
その中で、Evopow1000は一番コストメリットがあることが見て取れます!
その理由は、(※1)と記載したリリース日になりますが、下のEvoPowのラインナップをみて下さい。
元々は、通常のリチウムイオン電池であったポータブル電源を、‘22年12月にリン酸鉄リチウムイオン電池に変更していることがわかります。
コストを抑えるため、外見を変えないでバッテリーだけ変更した電源を、新たにラインナップさせているんですね。
新たなことにチャレンジしようとする企業努力が見て取れ、好印象です!
さらに、ネット上で購入しようとすると、さらに・・・
‘22円1月時点で6万円台で見つけることができました!
この価格は、ちょっと前までは信じられないですね・・・
\下のサイトで探してみて下さい/
では、実際に購入してみたため、その簡単なレビューに進めていきます。
実際にリン酸鉄リチウムイオンのEvoPow1000を買ってみた
さて、リン酸鉄リチウムイオン電池に変わっていますが、何か変わったのでしょうか?
開封レビュー
箱から見て行きましょう!
側面に仕様が記載されています。
この表示には電池容量が1036Whになっていますね(笑)
本当にリン酸鉄リチウムイオン電池なのでしょうか?
次は本体です!
リチウムイオン電池の本体と全く変わらないようです。
あと付属品も入っていました。袋の中は充電用のケーブルでした。
この次は・・・
わざわざ購入店舗から電話とメールが入っていました。
電話は平日の昼間であったため、出られませんでしたが。
カスタマーサポートからのメール内容
この度は弊社の商品をお買い上げいただきまして、ありがとうございます。
今回のポータブル電源は、最初だけはバッテリー残量を0%迄使い切った後、
フル充電の程お願い致します。
理由としては、今回はバージョンアップとなり、従来のNMC電池から、
現在非常に人気の高いリン酸鉄リチウム電池にアップグレードされてますことにより
納期が間に合わなく、放電動作を実施されて無い為です。
電池種類:NMC電池→リン酸鉄リチウム電池
充電回数:500回→3000回
EVOPOWカスタマーサポト
こんなメールが届きました。
ちゃんとリン酸鉄リチウムイオン電池に変わってそうですね😀
色々な疑問は出てきますが、わざわざ電話とメールで連絡してもらえたため、少し好感が持てます!
細かな対応にメーカの努力が感じられますね。
それとも間違って出荷されてしまったのかな?
実際の放電動作→充電動作
まずは放電動作。0%になっていることで確認できます。
その後、充電動作。
100%になっていることで、しっかり満充電になっていることがわかります!
Evopowのデメリット
まだ放電・充電の1サイクルだけですが、デメリットも見つかってきました。
大きなデメリットは、充電時間が遅いことです!
今後は、もっと詳細な挙動を確認してブログで紹介していきます。
屋敷出口
目標を決めて、ポータブル電源の選定を実施してみました。
「PDCA」サイクルで言うと『P』『D』まで進めたところでしょうか?
\PDCAサイクルが知りたい方は/
本当に目的の使い方ができるか?については今後の調査となっていきます。
実際に使ってみると、色々なデメリットも見えてくるため、そのレビューを残していきたいと思います。
次回は目的であったコタツを使ってみた記録を残していきたいと思います。
ようやくポータブル電源を
購入できました!
これです!!!
\リン酸鉄リチウム電池のEvopow1000/
ちゃんと目標の使い方ができるかな?
出来るに決まっています!
ほんとか?
次の事など大切だぞ?
・1日で満充電できるか?
・コタツを使った時の音は?
確かに・・・
実際に使ってみないと
わからないですね。
しっかり確認していきます!
コストメリットが高いため、
どこかに弱点があるはず。
では、引き続き報告な!
\Evopow1000にコタツを繋いだ!/
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!もし意見がありましたら、コメントを送って下さい。
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