【キングダム】レーダーチャートで示す『本能型』とは?キングダムから学ぶビジネス理論

自身
二B

アラタ社長!

キングダムからたくさん

学べるそうです。

会長

漫画から何を学ぶんだ?

中華統一の方法か?

二B

??? さぁ?

ビジネスの事らしいです。

会長

たしか・・・

紀元前221年に中国を統一した

秦の始皇帝の話だったぞ。

会長

本当にビジネスに

役立つのか?

二B

最近、読みはじめました。

常に信がピンチなんですよ。

二B

凹まない心を学ぶのかな?

会長

漫画の主人公が、

いちいち凹んでいては

物語が進まないだろうwww

アラタ社長

凹まない心も大切だが、

ビジネスに取り入れるためには、

少し視点が異なっているかな。

アラタ社長

中華統一と言う途方もない目標を

「ビジョン」として打ち立てた政

アラタ社長

そして、個性際立つキャラが

リーダーシップを発揮する!

それが、ビジネス成功への

ヒントに繋がるんでだ。

アラタ社長

今までの仕事を思い返すと、

共感できる事が見えてくるから

面白い。

二B

僕が共感できるのは・・・

副長の渕ですね。

二B

いぶし銀って感じが、

なんかいいです。

会長

どこでそんな言葉を

覚えたんだwww

アラタ社長

各々の立場で

リーダーシップを発揮しており、

主人公や将軍などでなくても

活躍できる場面があって、

ワクワクするな。

アラタ社長

今回は、キングダムの中で

何度か出ている「本能型」の

スキルについて紹介しよう!

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キングダムの『本能型』『知略型』とは

ビジネスパーソンが「キングダム」を読むと、現代のビジネスと、秦の始皇帝が中華統一を果たす前の中国を比べて、共に予測不可能な乱世であることを重ね合わせてしまうのではないでしょうか?

特にスタートアップ経営者にとって、組織のビジョンを明確に掲げ、部下の意欲を高めることで目的を達成していく過程は、ビジネスに対するヒントや人心掌握術を学べる漫画なのです。

\ここから始まる物語/

その「キングダム」の醍醐味の一つが、直感で動くタイプの「本能型」と巧みな戦略を立てる「知略型」の攻めぎ合いと言えるでしょう。

作品の中では、「本能型」と「知略型」の戦いもあれば、「本能型」と「本能型」や「知略型」と「知略型」の戦いもあり、さまざまなパターンのぶつかり合いが描かれている。

また、戦いだけでなく、戦略を考える軍師(河了貂)の作戦が失敗に終わった時に、リーダー(信)の本能による直感が、全体の流れをひっくり返す威力を発揮する場面も多々見ることができます

これも経営学の視点から見ると興味深いと感じることでしょう。

\自分だけでは立ち向かえない時に/

人間の意思決定

少しだけ、人間の意思決定に影響を与える思考について考えてみましょう。

人の意思決定には、「理論」に基づく思考と、「直感」に基づく思考の2種類があり、これを「二重過程理論」と言います

「二重過程理論」が示す意味を下にを紹介します。

心理学において、二重過程理論(にじゅうかていりろん、Dual process theory)は思考がどのように二つの違った方法で生まれるか、または二つの違った過程(プロセス、処理)の結果として生まれるかの説明を提供する。この二つの過程は暗黙の(自動的な)無意識の過程と、明示的な(コントロールされた)意識的な過程からなることが多い。言語化された明示的な過程や態度や行動は、説得や教育によって変わるかもしれないが、反対に暗黙の過程や態度は新しい習慣を形成するように変化するのに通常長い時間がかかる。二重過程理論は社会心理学、パーソナリティ心理学、認知心理学、臨床心理学で見られる。二重過程理論はプロスペクト理論と行動経済学を通して経済学にも関連してきており、文化分析を通して社会学にもますます関連している。
二重過程理論」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/
アクセス日時:2022年5月21日

なかなか難しい事が書かれていますが、簡単に意訳すると、人の意思決定には、「直感」と「理論」の両方で構築されており、互いに補い合って意思決定が進むという理論です。

社会の中でパフォーマンスを発揮するためには、この「直感」と「理論」をうまく融合させなければなりません

企業が大きくなるほど、会社全体の方針とは関係なく、目の前の仕事を黙々とこなす作業が課せられるでしょう。そんな状態で、個人のパフォーマンスを最大限に発揮させる事はできないものです。

個人の判断力は、「直感」と「理論」の両輪によって「腹落ち」が進むすることで、正しい判断ができるようになり、その上で、メンバー自らによって行動する、意思決定が醸成できます。

多くの日本の企業で足りないものは、この「腹落ち」なのかもしれません。会社やチームの「ビジョン」に対して、メンバーが「腹落ち」することでイノベーションが起きるものです。

そして、イノベーションが枯渇している現状を、組織として打開したいビジネスパーソンが「キングタム」を読んで共感するのでしょう。

人は得意不得意が有り、全てを兼ね備えた人は居ないと言っても過言では無いでしょう。万能ではない人間が、予測不可能なビジネスを突き進むためには、自分の苦手分野を補う仲間が必要になってきます。

自分の苦手分野を補ってもらう仲間を集めるためにも、自身の自己分析を行い、パフォーマンスを発揮できる環境を整えることが大切です。

\個性を活かすために機械学習を/

\目標を達成する意思決定/

【転職活動】計画を達成するたった1つのポイントは?PDCAサイクルから導く真理!
転職活動も計画倒れになっている方も多いと思います。それは、目的が明確になっていないためでしょう。人は目的を明確する事でモチベーションが湧いきて進める事ができます。そして、明確にするポイントは「数値化」しかありません。人が数字で動くことはゲームが示しています。

「キングダム」から見える『本能型』

変化の激しい環境では、特に信の様なタイプである「本能型」が活躍しやすいと言えるでしょう。これは、特にスタートアップしたばかりの会社が当てはまる事と思います。

キングダムで信の活躍は、偶然集まった5人組の「伍」を結成するところから始まっており、そして、戦いで得た武功によって「飛信隊」と名付けられた小部隊が起点です。

その後、100人単位の軍の長となる「百人将」を任命され、「三百人将」「五百人将」「千人将」「五千人将」と進んでおり、大将軍を目指す「ビジョン」を達成するため、活躍を続けています

このプロセスがビジネスパーソンの出世を連想させるため、共感が得られるのでしょう。

ただし、実際のビジネスに当てはめて考えてみて下さい。100人を束ねる組織の長となれば、ものすごいプレッシャーのはずです。それが、生き死にを分ける戦闘では尚更です。

まともな心理では「百人将」として指揮することは不可能では無いでしょうか?

一般的な会社の「課長」と呼ばれる役職でも、部下は多くて数十名程度でしょう。100人もの生活を保障し、戦闘を継続するためには、高いリーダーシップが必要な状況が容易に推測されます。

ただし、リーダーシップだけでは、成功を続けられないこともキングダムでは示しています。河了貂のような「知略型」のナンバーツーが必要な場面が何度もあります。

これは、ビジネスでも同様のことが言え、直感で動くタイプのビジネスパーソンには、戦略を立てられる参謀を置くことで、戦略が強固になることは間違いないです。

\戦略を考えてくれる仲間が大切/

小説や漫画など物語りの主人公は「本能型」が多いように感じます。今回は『本能型』のスキルをレーダーチャートで示しいて行きましょう!

ビジネスで使用するフレームワークの1つである、レーダーチャートからも『本能型』が万能では無いことが見て取れるはずです。

『本能型』をレーダーチャートで示す

『本能型』のスキルを、いつも使っているレーダーチャートで示してみると、どうなるでしょう?

\『本能型』のスキルを見える化!/

6個のスキルのうち、3個が優れている結果となっています。
『本能型』のスキルは「気付く力」「やり切る力」「巻き込む力」が抜きん出て高いと考えられます。

レーダーチャートについては、下のブログで紹介しています。読んでみて下さい。

\レーダーチャートの紹介はココ↓/

【自己分析】得意なスキルは何?“無い・不足“と思った人にレーダーチャートを紹介!
仕事で得たスキルを「見える化」するフレームワークを紹介します。しっかり自己分析を行なって、自分の強み・弱みを理解して下さい。この手法を活用して転職活動を有利に進めよう!ゾンビが具体的に実践してみた結果は?

『本能型』のキャラクターと言えば、「信」「麃公」「慶舎」が挙げられるでしょう。

そのイメージとしては、野性味溢れる戦闘シーンから、破壊力が凄まじく、攻撃面に限れば誰も止められない活躍を果たす場面を想像するのではないでしょうか?確かに、そういった武将の生き様がかっこよく、人気を集めるキャラクターがたくさん居ます。

しかし、『本能型』の中にもいろいろなタイプがあり、“本能型の極致”と評される麃公が、戦局の起こりを捉え、自ら飛び込んで「きっかけ」を作る達人に対し、慶舎は罠を張り巡らし獲物が飛び込んでくるのを待つ「待ち」の達人と言えます。

先に動いた相手や油断して近づいてきた相手を網にからめ捕るような様子から、蜘蛛にも喩えられており「沈黙の狩人」とも言われる慶舎のような『本能型』も居ます。

そのため、一概にレーダーチャートで示すことは難しいですが、「気付く力」「やり切る力」「巻き込む力」が高い理由を示していきます。

\本能型と言えば「麃公」でしょう/

気付く力

原作の中でも、下のようなコメントから「気付く力」が高いと言える理由でしょう。

「麃公は敵軍の配置・比重、はては兵の表情・目線などを元に、戦場・戦況を敏感に感じ取るそうだ」
(単行本26巻 第274話「蜘蛛の巣」)

またキングダムでは、人の動きにもや軍の動きにも「起こり」というものがあることが描かれています。この「起こり」を感付ける力も「気付く力」と言えるでしょう。

「軍の戦いでの“起こり”は確かに理屈では分からぬ。だが、その“起こり”を感覚的に捉えて戦っている連中は昔からいる。奴らは、敵兵の表情や、集団の重心やらから、それを読み取るという。本能型の武将だ」
(単行本56巻 第606話「起こり」)

本能型の武将は、軍の「起こり」を敵軍の様子から直感的に捉えるそうです。そうやって敵軍の戦略や思惑を直感的に捉えることで、敵のワナにはまりにくいスキルがあります。

さらに、その「起こり」を察知して相手の動きが読むスキルから、敵の戦略を回避し、さらに返しの技を繰り出すことで、戦況を優位に導きます

僅かな違いを敏感に把握できる力は、ビジネスにおいても成功に導くため、重要なスキルと言えるでしょう。物事にはタイミングが有り、その瞬間であれば、すごく効果的な一手が存在します

場数を踏んできた人には分かる(分かる気がする?)タイミングがあり、その場の判断によって、今後必要となる時間や工数に多大な影響を与えるものです。

例えば、クレーム対策や不具合対策などは、どのように初動を始めるか?など、直感に頼ることも多いでしょう。また、逐次状況が変化する中で、細かな事象の変化を捉えることが要求されるでしょう。このような不確定な状況では「気付く力」を持っているリーダーが合っている言えます

『起こり』とは?
「人はものをつかむとき手を動かす、だがほぼ同時だがわずかに先に肩が動く、もっと言うと対になる腰に先に力が発している。それが”起こり”だ」
(単行本56巻 第606話「起こり」)

やり切る力

『本能型』とは、その名の通りに本能で動くタイプと言えます。原作においても、野生の直感で戦うタイプであることもキングダムには描かれています

もう一つは、野生の直感で戦うような本能型
(単行本7巻 第66話「武将の型」)

主人公である信も本能型の武将として描かれていますが、考えるよりも先に体が動いた場面が多々見られます。そして直感で動いて、麃公軍の不利な戦況を覆(くつがえ)したこともあります

万極軍に追い詰められた麃公将軍を、信が敵軍の動きを察知して窮地を脱しています。

「貴様、本能型の武将の才が目覚めてきておるぞ」
(単行本26巻 第275話「本能型の才」)

この状況から言えることは、生死が問われる窮地において、自分の仕事として明確に割り当てられていタスクにおいても、急直下で結果を出してくれます

これは一歩一歩積み上げた戦略で戦う『知略型』では出来ない芸当で有り、『本能型』特有と言える、結果の出し方でしょう。

‘ビジネスパーソンにおいて、自分のタスクに対して結果を示すことは、毎日の日課として実施することでしょう。その中で、周りが想像する以上の結果を出すことが「やり切る力」が高いと言えます。

この想像以上の「やり切る力」に対して、『本能型』のスキルは相性が良いと言えるでしょう!

\やっぱり、やり切ってくれる!/

巻き込む力

『本能型』のスキルが、全方面に対して、いつも良い結果を導くわけではないようです。

この『本能型』スキルは「巻き込む力」も強く、それを色濃く表している表現があります

「それにしても噂通り変わった敵だ、麃公将軍とは各軍の置き方、戦い方、まるであべこべでどの兵法書でも禁とするものが平気で目につく。現に無意味なほど兵を死なせている。しかし、代わりに要所要所では有り得ぬような勝ちをおさめてその差を帳消しにしてくる」
(単行本25巻 第267話「詰んだ盤面」)

『本能型』でビジネスを進めると、良くも悪くも周囲の人に多大な影響を与えながら、結果を出していくプロセスが多いと思うのではないでしょうか?

『本能型』の武将が兵法を無視した戦い方をするように、現代のビジネスでも『本能型』の人は、思いもよらない戦い方を繰り出すため、周りの人はハラハラ・ドキドキすることでしょう

そして、付いていくだけで一苦労です。このように周囲の人を「巻き込む力」が高いことも『本能型』の特徴と言えます。

『本能型』はイノベーティブな存在

成熟した企業の中でも『本能型』のスキルを持つ人が必要な理由も「キングダム」から見て取れます

それは、最初の凸凹5人組から、軍師や弓矢の名手を仲間に入れ、組織として体が整っていく様は企業の進化に近いと言えます。

そして、組織の安定化が整うと同時に、勢いを失った会社もよく見ます

しかし、“信”という野生の嗅覚を持つ存在によって、周囲の動向を素早く気付くことを可能とします。これをビジネスに置き換えて見ると分かってくることがあるでしょう。

往々にして会社という組織は、安定し状態を求めて、現状の体制を維持することに執着しがちですが、「気付く」ことが出来る存在によってイノベーションを要求され続ける状態が維持できます

これは、チームに対して安定することを許さないため、組織は厳しい状況を突きつけられますが、企業がさらに大きくなる上では、そのような存在が不可欠でしょう。

「気付く力」を養うためには、日々の観察から始まるため、常に周囲の状況を把握できるよう努めて下さい。

\転職にはスペシャリストを目指せ/

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屋敷出口

二B

『本能型』をレーダーチャートで

見える化すると、面白いですね。

二B

強み・弱みが分かって、

万能では無いことが

視覚的に見て取れます。

会長

そうだなwww

万能な人間なんていないから、

当たり前のことなんだが…

会長

その辺を、うまく表現しているから

キングダムは面白いんだろうな。

会長

二Bはこの『本能型』と

比較するとどうなんだ?

二B

僕は、常に正三角形ですよ!

会社愛先行型なんです。

アラタ社長

隣りあったスキルによって

相乗効果が得られるから。

アラタ社長

大きな面積となるように

頑張ってな!

二B

と言われても…

『本能型』には成れないような

気がします。

会長

最初っから自分の

限界を決めてはいかんぞ!

会長

俺のように

万能になれる時が来るから!

二B

そんな万能なら

いらないけど・・・

会長

まだまだ、

何も分かってないなー

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。本ブログに対して不備がありましたら、コメントを送付してもらえると大変助かります。

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