アラタ社長!
だんだん足らないスキルが
分かって来ました・・・
でも
何から始めたら良いか・・・
ハハ
フレームワークが進んだから
そろそろ計画を立案しないと。
計画ですか???
設備のメンテナンス計画など
立ててますよ。
それだけでは
転職できないだろwww
希少性がないからな。
もっと主体的に進めた
設定型の課題解決が必要だ!
そんな・・・
それこそ何をしたら良いか?
設備のメンテナンス
計画を立てました。
と言ってもなー
確かにアピールとしては弱い。
ただ、いきなり難しい課題は
飛躍し過ぎだと思います。
今まで実施してきたことを
踏まえて、順序立てて
紹介していきましょう。
仕事はPDCAサイクルから
ビジネスパーソンであれば、言われたことがあるのではないでしょうか?「PDCAを意識して、今後の計画を示して欲しい」や「この資料の“P”はどれ?」など、仕事を進める上で一般的に使われる用語になっています。
日本企業に深く浸透し過ぎているためか「PDCAサイクル」は、すでに古いとの意見もあるようです。しかし、使い方さえ間違わなければ、この現代においても事業を長期に持続させるために、大変有効なワークフレームと考えています。
「PDCA」を愚直に実施することで、実際に効果を感じてきた方も多いのではないでしょうか?チームの目標を共有することで、一過性の業務で終わらせない力を持っていることは確かです。
この「PDCA」の考え方自体は古くからあり、1950年代に品質管理研究の第一人者であったアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱されています。
日本では、この考え方が受け入れられて来ましたが、アメリカでは既に誰も使ってないフレームワークのようです。「OODA」と呼んでいる、現場の観察とその状況判断が最も重要視されるフレームワークがあり、提唱者はアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐です。
自分の置かれている状況を瞬時に判断しなければ命を落とすことにもなりかねない、そんな緊迫感がビジネスにも適応できると考えられ、機動性重視のメソッドが考え出されています。
これらの相違は、国民性やビジネスモデルが異なっているから起こっているものと思います。どちらが正しいとは言えませんが、経済の発展度合いから考察すると、日本も機動力が高いフレームワークを使用した方が良いのかもしれません。
数値的な裏付けや指標をもとに目の前の課題や中長期的な視点から成功に導くことを目的とする
『OODA』現場適合性を重視するメソッド
周囲の観察や迅速な判断が常に求められる市場において、顧客ニーズに適合した対応を目的とする
しかし、いきなり「人の考え」は変えられないのも事実です。そのため、日本のビジネスパーソンとして仕事を推進するためには「PDCA」を理解し、活用する事が必須です。例えば、今後の計画を報告する際において、「PDCA」に沿ってまとめれば誰もが直ぐに理解できます。
上司やメンバーとの情報共有が1分でも早く終わるのであれば、それだけで効果絶大だと考えて下さい。チーム全体の効率が上がるのであれば「PDCA」に沿ってまとめる価値があります。
少しでも「PDCAサイクル」って大切だなと思ってもらえたでしょうか?ただし、実際に「PDCAサイクル」に取り組むとうまく行かないと思います。仕事を進めていく上で頓挫してしまう事も多いことでしょう。
その理由は、“Plan”を曖昧にしてしまっているために継続できない状況を、頻繁に目撃します。その理由を紹介していきたいと思います。
PDACサイクルとは?
既にご存知かと思いますが、「PDCA」とは、下の頭文字を取って並べてものです。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
そして「PDCAサイクル」とは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な課題の改善を促す手法です。
この「PDCA」を繰り返すことのメリットを下に記載しました。与えられた課題に対して「PDCA」を用いることで、資料としての体裁が整ってくることが分かって貰えるでしょう。
- 組織の目標を理解しなければ作成できない
- “Check”を実施するためには、具体的な数値が必要
- 上司やチームメンバーと目標や日程感を共通にできる
- 繰り返しの改善活動によって、市場価値UPが見込める
数値的指標などを用いて明確に目標設定を行う「PDCA」によって『目標達成や問題解決に向けた道筋を立てられる』『個人や組織のやるべきことを明確化することで、目標が共有できる』という点において、大きな効果をもたらします。
実際に「PDCA」をやってみると
いろいろな課題に対して「PDCA」を活用できますが、誰もが難しいと感じることは、まず“P”の決め方が分からないのではないでしょうか?特に下の項目などに躓くと思います。
- 本来達成すべき着地点はどこ?
- 職場の問題点からズレてない?
- 考えた施策は、受け入れられもらえる?
- それぞれ実施期間は適切?
単純に計画を立てるだけですが、不安ばかりが先立ってしまい、何から取り組んだら良いか分からなくなってしまうことでしょう。しかし、最初から詳細な計画を立てられる人は見た事がないため、それほど心配しなくても大丈夫です。トライ&エラーを繰り返すことで実施できるようになっていきます。
とは言え、転職を考えている人は、1つだけで良いので「PDCA」を実施した事例を作って下さい。計画の立案から始めて、「PDCA」を回せた課題は、自然と「設定型」になっているはずです。転職活動でも大きくアピールできることでしょう。
“Plan(計画)”が大切な理由
最初は不安が先立ってしまい「PDCA」を先に進められない方も多いと思います。そんな時に実施する行動は『目標の数値化』なのです。数値化することが出来れば、躓いていた不安が払拭される事が見えてきます。
- 本来達成すべき着地点はどこ?
⇨数値化することで、あるべき姿と現状のギャップがわかる - 職場の問題点からズレてない?
⇨数値化することで、認識の誤解が無くなる - 考えた施策は、受け入れられもらえる?
⇨数値化することで、実施内容について職場で協議できる - それぞれ実施期間は適切?
⇨数値化することで、マイルストーンが決まり、詳細な計画が立てられる
マイルストーンとは、ビジネスシーンにおけるプロジェクト管理の用語として使用されています。その意味は、プロジェクトや作業の中間目標地点や節目のポイント地点のことを指しています。一般的に長期のプロジェクトや課題が複雑な場合などに使われ、遅延が出てしまうとプロジェクト全体に大きな影響を与えるポイントを明確にしておき、事前に節目を準備しておくために使われます。※人は仕事がうまく行ってない場合に、どうしても報告を後ろ倒しにしてしまうものです。本当は、そんな時こそ報告しなければなりません。事前に節目報告の場を設定しておくことは、とても大切な準備です。
ここから分かることは、「PDCA」を開始するためには、最初に立案しなければならない“Plan”がスタート地点になります。むしろ、“Plan”の「数値化」できていないと、何も始められない事が伝わったかと思います。「数値的な指標」や「定量化する基準」を活用できれば、具体的な計画に落とし込むことが可能となります。
しかし、日本人の国民性からなのか「数値化」することをとても嫌います。曖昧な状態を良しとして、なんとなくWin-Winな状態を目標としてしまいがちです。そんなバイアスに流されないよう、意識的に「数値化」して下さい。技術において先行している日本が、国際規格の策定等で遅れを取ってしまうのは「数値化」が苦手なためかもしれません。
誰もが苦手意識を持っていたことで、数値化できなかった課題に対して「数値化」することは、とても困難な作業です。いきなり高い目標を立てる事は現実的ではありません。
企業活動は、設定した目標をクリアしていく過程で、無駄作業が削減されていくものです。その改善サイクルによって、競争力を維持し、事業を拡大を目指せますが、同じ作業を惰性で繰り返している業務が、まだまだ多いと思います。そこで、まず大きな課題からではなく、小さな課題に対して『目標の数値化』を取り組んで下さい。
\数値化の重要度について紹介/
目標やアクションプランの設定は、PDCAを回す際のスタート地点になるもの。数字で把握できる指標を積極的に用いるなどして、誰が見ても分かりやすく、具体性のある目標やアクションプランを設定することが大切です。
計画を達成するポイントは『数値化』!
小さな課題に対して「数値化」しようと簡単に書いていますが、これだけでも本当に難しい作業です。設定した目標を達成するためのイメージ(アクションプラン)が湧いてくる必要があります。
そこで納得感の得られる「数値化」のポイントですが、5W1Hの要素を意識して検討して下さい。
- 誰が(Who)
- いつ(When)
- どこで(Where)
- 何を(What)
- なぜ(Why)
- どうする(How)
これを転職活動に適用して見ましょう。
誰が(Who)
基本的には、転職したい当人しかいないと思いますが、課題が大きい場合は、複数人でトライすることが必須となってくるでしょう。年齢にもよりますが、30代で転職する場合はリーダーとしてまとめて来た実績も要求されるため、機会があれば積極的にチャレンジして下さい。
いつ(When)
転職する目標期限は、人それぞれ異なっています。参考までに1度、下のブログを読んで見て下さい。
どこで(Where)
基本的には、現在の職場です。求人会社の多くは、今現在の職場での活躍を知りたいと思っており、その中での具体的な成果をアピールして欲しいためです。ただし、対外的に「100人に1人」のスキルを示す方法もあるため、下のブログも読んでみて下さい。
何を(What)
ビジネスパーソンの目的は、このブログのTOPで定義していますが、『問題解決を繰り返し実施すること』です。職場の問題を見つける「気付く力」を伸ばすことも大切です。問題の見つけ方を下のブログで紹介しています。
なぜ(Why)
これは「自身のキャリアアップ」のみです。難しく考えてしまう人もいるかもしれませんが、簡単なことから疑問に思って下さい。他人を頼って見つけていく手段もあります。
どうする(How)
この項目が「PDCA」において最も重要です。フレームワークで洗い出してきた「期間」と「課題」を「数値化」することで「目標」にして下さい。例えば「日々の生産数をまとめる時間を50%削減」するなど具体的な数値に落とし込んで欲しいです。
「PDCA」を愚直に実施して50%削減できた対策と、なんとなく結果的に50%削減できた対策では、効果は同じかもしれませんが、プロセスが全く異なっているはずです。最終ステップとして、「Action(改善)」に進める事ができるのは、正しいプロセスを踏んだ場合だけです。
プロセスが不明確なまま事業拡大を進めていると、改善しなければならない業務が多数発生しているはずです。そんな時に、担当者が変わる事も有るでしょう。その状況に立たされた担当者は、改善ポイントが分からなくなり、継続した改善サイクルを続ける事は困難となります。
その様な状況では、どしても場当たりな改善を繰り返してしまい、市場価値が低下してしまったが故に、事業として継続できなくなっていく事が往々にして発生します。
転職時の面接においても、何が課題であったか?から説明でき、解決策を順序立てて説明できれば、仕事を進める能力が高いと認識してもらえます。“結果”よりも“Plan(計画)”を説明できるようになって下さい。そのような人材は希少性が高く、企業が欲しているためです。
OODAとは?
OODA(ウーダ)についても、少し紹介します。下の頭文字を取って並べたものを「OODA」と呼んでいます。
- Observe(見る)
- Orient(分かる)
- Decide(決める)
- Act(動く)
「OODA(ウーダ)」の大きな特徴は、意思決定が早いことです。ただし、意思決定は、早ければ良いものではないと思っています。ミスが多ければ、無駄作業ばかりが増えてしまいます。そのため「PDCAサイクル」を日常的に活用できる人が、次のステップとして目指すものと思っています。
※各人が勝手にプロセスを変えてしまうと、それこそ収集が付かなくなり、統制が取れなくなります。
事業を進める上で、100%全ての事が分かっている状況は見たことがありません。どの段階で決断するかが重要です。市場調査の完成度90%を求めた場合は、調べ終わる頃には市場動向が変わってしまいタイミングを逃すことになるでしょう。日本企業の承認ルートを守っていては、事業としての機会を無くしているのかもしれません。
この様な場合は、素早く意思決定ができる「OODA」が適していると考えられます。しかし、「PDCA」をミスなく出来る人でなければ、「OODA」が成功できるとは思えないことも確かです。まずは「PDCA」にトライしてみて下さい。
ただ、「OODA」を知っておく事も大切なため、少し紹介します。
Observe(観察)
状況の観察から始めます。自らが立案した計画に固執せず、常に相手を観察することで相手の出方を窺います。決断権を持つ意思決定者が直接観察を行うことで、「生きたデータ」の即時活用を可能とします。
Orient(理解)
「生きたデータ」が示している意味を理解し、データの本質を追求します。それによって状況判断を行うのです。Observeのステップで収集した「生きたデータ」を、「価値ある情報」に変換する事が目的です。
Decide(決断)
「価値ある情報」をもとに意思決定を行うのです。本質を理解した現状や状況に対しての具体的な実行計画を決定します。
Act(実行)
最後は実行です。決定した事項に対して実行します。このサイクルを繰り返すため、Observeに戻ります。
屋敷出口
なんか見えて来た気がします。
ほんとか???
勘違いではwww
ずっとフレームワークを
やって来ましたらか。
自分が苦手な事と、
伸ばしていきたいスキルは
既に分かってますし。
ではどうするんだ?
何から始める?
やっぱり、今取り組んでいる
入場者数の見える化によって
作業時間を削減します。
そうすれば、
会社の課題も解決できて、
自身の数値化スキルも伸びるはずです。
一挙両得ですねwww
そうなんだ。
時間は限られているから、
効率の良い計画が必要だ。
フレームワークで見える化すれば
何が効率が良いか?も
分かってくる。
ちょっとずつ、紐解けてくると
モチベーションが湧いてきます。
その通り!
モチベーションは上げて貰うものではなく、自ら湧き出てこないといけない。
そんな人は、
なかなか居ないけどなwww
だからこそ希少性が高い
人材になれるわけですよ。
分かってくると、面白くなるから
それまで辛いけど、頑張って欲しいですね。
最後まで読んでもらい、ありがとうございます。少しでも「PDCA」の有効性が伝われば幸いです。
\実際にPDCAサイクルにチャレンジ/
続いて、不安ばかりの就職活動に向けて、少しでも気が楽になる「心構え」について紹介します。読んでみて下さい。
\就職は10連ガチャと同じ/
コメント