アラタ社長!
「自己分析」って何ですか?
そうだな。
何が本当にやりたいことなのか?
見つめ直すことかな。
僕のやりたいことって
何ですか?
他の仕事をやってみたい
だけですけど。
それだけかもしれんが、
今、働いている
お化け屋敷の仕事は嫌いなのか?
それほど嫌いではないですよ。
だから難しいんだよ。
今の仕事が嫌いではないが、
新しいことをやってみたい。
それだけです。
明確ですね。
何にも明確ではない!
1度やめた仕事に戻れないもの。
前の仕事より待遇が悪くなったらどうする?
今以上に待遇が悪い所は
無いと思いますが、
嫌なら、またやめるしかない???
そうなると大きく時間の無駄だ。
だから本当に自分がやりたいことを認識しておく事が大切なんだ。
でも・・・
何を確認したら良いのか
分かりません?
前回、層別まで実施してみたが、
まだまだ曖昧な状態だから、
ロジックツリーを使って
細かく「見える化」していこう。
なんか・・・
難しそう。
やってる事は簡単だから。
順番に説明しよう。
自己分析を行う意味
\四コマのメンバー紹介はココ/
転職が完了するまでの目標期限は「動機の層別」によって決めました。その手法はココ↓。
\転職までの目標期間を決めよう/
動機を層別して「決めた期間」で内定を獲得するためには、計画立案が必要不可欠です。その計画を立てるために、まず「やるべき事」を決めなければなりません。そのために、「自己分析」を実施してみましょう。「自己分析」は将来の仕事像を描きながらを実施する必要があり大変重要な作業です。この作業(プロセス)をロジックツリーを活用することで「見える化」したいと思います。ロジックツリーは課題を要素に分けることで、その一つ一つに思考を集中し、絡まった課題に対して解決するまでの道筋を立てることができます。ロジカルシンキン(論理思考)の基本と言える重要な考え方のため、覚えておいて欲しい手法です。
例えば、ビジネスパーソンとして仕事を進めるためには、多くの人に向けて会議を開催する事でしょう。正しく「見える化」できていれば、会議に参加した全員に課題の主旨を容易に理解してもらう事が可能です。課題の問題点を共有し、ベクトルを一致させることが出来れば、その会議は成功です。数字では表せない業務の効率が大幅に改善されるため、将来リーダとして引っ張っていきたいと考えている人は実践してみて下さい。ただ、実際に始めると意外と難しく感じるでしょう。
自己分析にロジックツリーを適用
ロジックツリーとは、樹木の幹から枝分かれしていくように、ある物事や課題を要素ごとに分解して考えていくフレームワークの1種です。フレームワークとは、問題解決の際に役立つ思考の枠組であり、定型のことです。複雑に入り組んだ、様々な要素からなる事象も、切り口を設定して分解していくことで具体的にイメージ可能な要素の集まりとして「見える化」できます。自己分析という工程に対してロジックツリーを適用していきましょう。
何も考えずに要素に分解し、展開していくだけでは、ただのマインドマップになってしまいます。そこでロジックツリーを作るうえで重要な点を示します。
2. 分解する切り口を正しく設定すること
※MECE:Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略。
直訳すると、「互いに排他的で、集合的に完全な」の意味で“漏れなくダブりなく”と同義です。
「自己分析」について、いきなり要素分解を開始する前に、切り口について一般的な手法があるため、紹介します。
ロジックツリーの種類
ロジックツリーには以下の3種類が存在します。
・Whyツリー(原因追及)
・Howツリー(問題解決)
「自己分析」を起点とした場合に、何の切り口が良いでしょうか?考えながら読んでみて下さい。
Whatツリー(要素分解)
ある課題を、構成要素に分解して作るロジックツリーです。何が課題か分からない事象など、そのままでは捉え難いものを、具体的な要素の集合として「見える化」します。最終的に洗い出された、それぞれの要素について検討したり、さらに、要素間で比較検討する事も可能です。例えば「会社の利益」をTop事象とした場合は事業毎に要素分けを行い、さらに国内や海外の経費などの構成要素にすることで、どこに問題が発生しているのかを見つけるツールになります。
Whyツリー(原因追求)
問題の原因を具体的にしていくロジックツリーです。問題の原因がすぐに思い浮かぶ場合があるかもしれません。しかし、それが本当に根本原因なのか、ほかにも原因はないのかというのはしっかり検討する必要があります。間違った判断はチームの時間を大きく浪費することでしょう。それは、メンバー全員のモチベーション低下を引き起こす可能性を持っています。「会社の利益が少ない」との問題をTop事象とした場合、「原価が高い」や「直接費が高い」「間接費が高い」などが上がってくると思います。メンバーが懸命に原価低減を推進していたところ、原因は空輸による輸送費UPが後日見つかってしまうかもしれません。その様な誤った判断を行わないように、Whyツリーを用いて、想定するあらゆる原因を書き出すことで、直面している問題の「真因」を見つけ出す事が目的です。「自己分析」に対して、この手法を適用する事は少し不適切かもしれません。
Howツリー(問題解決)
Whyツリーが問題点にフォーカスしてツリーを作るのに対して、Howツリーでは解決方法にフォーカスして作るロジックツリーです。木の幹となるのは「~したい」という達成目標であり、その目標を達成するために取り得る方法を「漏れなく、ダブり無く」に沿って書き出していきます。Whyツリーを作ってあるならば、Howツリーを作ることも可能ですが、あまり使う機会がないかもしれません。実際のビジネスの場を想定してみて下さい。解決策ばかりを並べると、全て実施した方が良いとの結論になってしまい、現実的には選択できない結果を導いてしまうことでしょう。実際に私も、このロジックツリーで会議を展開した経験が無いため、想定できない事が多いですが、この手法は議論を発散させないように準備しておく必要があるかもしれません。
自己分析にWhatツリーを適用してみた
「漏れなく、ダブりなく」を考慮して、「自身」をTop事象としてWhatツリーを実施してみました。いざ、やってみようと思った時に意外と難しいと感じるんではないでしょうか?
\実際にやってみた結果/
1つ目は、「Input」「Output」で分けることで「ダブりなし」が実践できていると思います。ビジネスパーソンにとって「Input」「Output」を常に意識する事はとても大切です。限られた時間の中でInとOutの釣り合いを取っていく事を心がけて下さい。
2つ目はロジックツリーを意味のある切り口で分解することを目的としています。今回は「学生時代」と「社会人時代」で切り分けました。「自己分析」としては学生時代の「In・Out」も大切ですが、転職活動に焦点を当てると「社会人時代」が特に重要でしょう。
3つ目は「仕事」という軸で分解しています。これは、仕事中に得られる事象か、それとも仕事以外で得られる事象を分けています。例えば、自己啓発として資格などを取得することを目標とした場合は「その他」に当てはまるでしょう。中にはボランティア活動を積極的に実施している人もいるでしょう。それも転職活動としては大きなメリットのため、しっかり「見える化」しておきたいです。
4つ目は「過去」「未来」の時間軸で分解しています。今まで積み上げてきた事象か、これから得たいと考えている事象に切り分けています。転職活動自体は「未来」に当たる事象の1つとなります。「自己分析」としては過去の事象をしっかりと「見える化」して、未来に獲得したい能力を明確にすることが目的です。この分解に沿って洗い出された項目を分析することで自分の事が見えてくると思います。
次は、この要素で切り分けた「過去」に当たる項目について、さらに分解して行きましょう。すべの項目について「見える化」できた時に、最初に提示した「やるべき事」が明確になっているはずです。今回実施したように、Top事象の選定によって、ロジックツリーの切り口が大きく変わってくるため、正しく要素分解を実施して、リスクが少なくなるプロセスを踏んで下さい。
次は、実際にロジックツリーを使うにあたってメリットを順に説明していきます。
ロジックツリーのメリット
ロジックツリーの特徴は重要なため改めて示します。
・深堀りしながら要素分解
上の特徴から、以下のようなメリットが挙げられます。転職活動だけでなく、ビジネス一般で活用できるため一読して下さい。
①的外れな議論を防ぎ、不毛な会議を無くす
ロジックツリーは「漏れなくダブり無く」(MECE)によって書き出した要素のため、正しく要素を作れていれば全体像を容易に把握でき、判断の見落としが防げます。例えば、会議中に課題洗い出しから始めると、せっかくみんなの時間をかけて課題の解決方法を議論したにもかかわらず、洗い出した要素の見落によって議論をミスリードしてしまい、正しい判断が出来なかった経験はないでしょうか?このような失敗も、あらかじめロジックツリーを作っておくことで未然に防ぐことができます。
②全体像を共有し、メンバーとベクトル統一で効率UP
きちんと可視化できていると、メンバーとの意識共有が容易になります。取り組んでいる仕事に対して目的地の共有ができていれば、自然と各自が果たすべき役割が明確になっていくものです。ロジックツリーを作ることによって「見える化」できることで、メンバー全員のベクトルを統一し、互いの連携がとりやすくなることで業務効率UPが図れるでしょう。
③より良い選択肢に気付き、間違った判断を無くせる
課題解決に対して思い込みで解決策を考える方法とは異なり、ロジックツリーは想定できる要素を全て洗い出してから作業が開始されます。そのため、Whyツリーを活用することで、気づかなかった原因を見つける事ができたり、想定していなかった解決策を発見できることがメリットです。ロジックツリーを作る事なく解決策を頭の中で考えてしまうと、真因を見落としてしまい、誤った選択肢を選んでしまことでしょう。ビジネスパーソンとして、間違った判断を下してしまう事が極力少なくなるよう、イニシャルの時間を掛けたとしても、着実なステップを踏むプロセスを選んで下さい。結果的に、消費した時間を減らせたと感じることでしょう。
④現実的な解決策を洗い出し、その優先度を決めやすい
仕事の正解は1つでは無く、問題の原因、あるいはその解決方法というのは複数存在することがほとんどです。ロジックツリーは分解した要素の集まりから成り立っており、正しく「見える化」してあれば、課題に対する要因の影響度や、あるいは、どれ範囲まで実行に移すかとった比較検討が容易です。そのため、優先度を決めて作業を開始できるでしょう。
こうしたメリットは、ロジックツリーが「漏れなく、ダブりなく(MECE)」が実践されて初めて成立するものです。したがって、やみくもにツリーの形に作ればよい、というものでもありません。初めは慣れない作業で時間が掛かってしまうかもしれませんが、継続して実施してみて下さい。
\ゾンビの活動が気になる方はTopから/
屋敷出口
今回はかなり長かったです。
さらに重い内容でした。
ここで「漏れなくダブりなく」が実践できないと、
この後の展開が難しくなるからな。
まだ展開しないといけないですか?
まだまだ、これからが本番だぞ。
え〜!
まだ続くの〜。
始まったばかりじゃないかwww
頑張れよー。
最後まで読んで頂きありがとうございます。続いて、「自己分析」で細分化した「自身→Output→社会人時代→仕事→過去」について、さらに細分化を実施しました。ご覧下さい。
\仕事の棚卸しを実践!転職活動に活用/
コメント