ソーラーパネルで発電して
ポータブル電源に充電したら、
電気代が得になりますよ!
本当に???
だって・・・
太陽光はタダです!
でも機材を揃えるお金も必要!
故障したら修理費も掛かる。
本当に得になるのか???
ちょっと考えてみます!
ポータブル電源と太陽光パネルの元を取るために
キャンプや緊急時の電気確保として、ポータブル電源を購入したいと考える人も多いことでしょう。
そして、どの電源もソーラーパネルを使って充電できる事から、ソーラーパネルの購入も同時に考えるはずです。
ソーラーパネルで充電できると、電気代が浮くかも?と考える人もいると思いますが、なかなか難しいのが現状です。
とは言え、ポータブル電源の価格も下がってきており、電気代もドンドン高くなっている事から、実際の発電量の結果から考えてみましょう!
意外と驚きの結果が得られたので、最後まで読んでみて下さい。
ポータブル電源と太陽光パネルの費用
まずは、ポータブル電源とソーラーパネルの購入費用を明確にしましょう!
今回は、23年4月現在のEcoFlow製ポータブル電源とソーラーパネルで検討してみます。
型式 | 金額[円] | |
ポータブル電源 | EcoFlow RIVER 2 Pro | 88,000 |
ソーラーパネル | EcoFlow 100W据置型(柔性) | 17,490×2枚 |
合計 | 122,980 |
今回選定したポータブル電源は768Whですが、ソーラーパネルと合わせて購入すると12万円程度必要です。
ちょっと前より購入費用が大分下がってきました!
太陽光パネルの発電量は?
発電量を計算するためのデータとして、下のような情報が参考になります!
かなりバラツキがありますが、こんなものでしょうかね。。。
この情報から読み取れることは、100Wのソーラーパネル2枚で、2000Whのバッテリーを26hで充電できるそうです。(13〜26hと記載されていますが、一番悪い値で考えていきましょう)
まずは、1日の日照時間を8時間として、
100Wのソーラーパネル2枚で1日充電を行った場合は、下の式で算出できますよ!
(2000Wh ÷ 26h)×8h = 616Wh
最低でも1日で600Whは発電できる計算ですね。
ここから、EcoFlow RIVER 2 Proの768Whを選定した理由も伝わったかと思います。
EcoFlow製ソーラーパネルの発電量を実測
実際にEcoFlowのソーラーパネルを買って設置してみました!
家の塀に取り付けたため、垂直に設置されています。
この状態でどれだけ発電できるのでしょうか?
1日の発電量を確認するため、バッテリー残量0%から開始したところ・・・
なんと、32%まで充電できました!
検証に使ったポータブル電源はEvopow E1000のため、バッテリー容量が940Whです。
32%の充電量だと301Whの充電ができた事になります!
ソーラーパネルを2枚使えば、600Wの充電が可能なことが検証できました😁
ソーラーパネルにとって良い設置ではないですが、ネット上で記載されている発電量と同等と言えることから、かなり性能が良いソーラーパネルではないでしょうか?
もし、太陽に向けながらパネルの配置を変えていけば、1枚で600Wh程度の発電も可能ですね!
何年で元がとれる?
そろそろ電気代で元がとれるか?を考えてみましょう。
電気代は1kWあたり27円とします!
何年で購入金額を超えるか計算すると・・・
122,980円 ÷ 27円 ÷ 0.6kWh ÷ 365日 = 20.8年
毎日晴れたとして21年くらい掛かってしまうため、ちょっと現実的では無いかもしれません。。。
パネル自体は20年程度は保つかもしれませんが、ポータブル電源は故障してしまうため、成り立っていない結果です・・・・。
やはりキャンプや非常事態に備える目的のために購入するのが良いのでしょうか?
ちょっと厳しすぎる計算のため、条件を考え直すと・・・
電気料金高騰なども考慮して再計算
まずは、購入する機材から見直してみます!
初期コストを下げることが重要です。
(安いポータブル電源だと故障することも考えられるため、十分に考えて購入して下さいね)
型式 | 金額[円] | |
ポータブル電源 | EVOPOW E1000 | 64,900 |
ソーラーパネル | EcoFlow 100W据置型(柔性) | 17,490×1枚 |
合計 | 82,390 |
ソーラーパネルについては、積極的に発電させて、1枚で1日あたり600Whとします。
さらに、電気代が高騰したことを考慮して、1kWあたり35円で計算すると・・・
82,390円 ÷ 35円 ÷ 0.6kWh ÷ 365日 = 10.7年
なんと、10年くらいで初期費用を回収できる計算となります!
10年で回収できると、現実的だと思えてきませんか?
人それぞれ重要視するポイントが異なるため、一概には言えませんが、
初期コストを下げて、積極的にパネルを太陽に向けて、
さらにずっと晴れが続いて、電気代が高くなることを想定すると・・・・
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わによっては10年で元が取れます😁
しかし、ちょっと無理がありますね。。。
さらに、気づいた方もいると思いますが、もっと大きな問題が実はあります!
充電した電力の使い道
ソーラーパネルで充電した電力を、毎日有効に使わないと本末転倒です。。。
普段から使用していた電化製品を使わないと、電気代の削減に繋がりません。。。
では、600Whでスマホが何台充電できるか考えてみましょう!
ソーラーパネルの電力でスマホを充電すると
スマホのバッテリ容量は一般的な3,500mAhとすると・・・
3.7 V × 3.5Ah =12.95Wh となり、約13Whのバッテリと分かります!
ソーラーパネルで充電した600Whをスマホだけで使い切るためには、46台をFull充電できることになります。
600Whをスマホだけで使い切ることが難しいかもしれません・・・。
その他の用途
電気ストーブなどを使う過程であれば、冬の時期は簡単に消費できそうですね。
電気ストーブが使える時間について、実機検証したため、気になった方は読んでみて下さい。
常に600Whを使うためには、普段から使っている電化製品を繋げないといけませんが、例えば、ドライヤーは高出力な電化製品のため、家庭の電気代の削減につながるはずです!
参考までに、筆者もEvoPow E1000でドライヤーを使っており、問題無く使用できてますよー。
ドライヤーを使用する場合は1000W出力に対応できるポータブル電源の購入をオススメします😀
屋敷出口
しっかり考えました!
10年で回収できます!
どうやって高い発電量を
確保するつもりなんだ?
自分が、太陽に向かって
ソーラーパネルを移動させます!
これで常に最適な向きですよー。
イヤイヤ
人件費の方が高くなるから!
なんと???
考えていなかった・・・
ゾンビならダダかな?
また、下のブログでEvopow 1000を選定した理由を紹介しています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!もし、ご意見がありましたら、コメントを送って下さい。
コメント